株式会社後藤回漕店
通関一部
D.Kさん(29歳・写真左)
神戸出身。2018年4月に新卒入社。最近の休日は、神戸メリケンパークでのインドのイベントや神戸ジャズストリートを楽しみました。神戸は、10代20代でにぎわう雰囲気が好きです。
阪神営業二部 総合職(地域限定)
S.0さん(28歳・写真右)
神戸出身。2019年4月に新卒入社。取材前日は18時に退社して、東遊園地のナイトピクニックへ。ライブ楽しかったな。後藤回漕店の第一印象は「なんやこの名前、気になる!」神戸で働き、暮らしたかった私にとても良い選択でした。
どんな会社ですか?
1877年に神戸で創業した老舗企業で、国内には東京から長崎まで18の拠点を構えています。海外拠点についても、1985年のシンガポール進出をかわきりに、近年ではタイ・オランダなどに展開。現地法人のみならず、世界各国のパートナー企業とともに複合一貫輸送サービスをモットーに付加価値の高い物流サービスの提供にチャレンジしています。
社名にある「回漕(かいそう)」とは、江戸時代以前に生まれた言葉。港から港へ、貨物や人を運んで回ること。私たちの仕事は、お客さまの貨物の輸出入に関わるすべてです。港での貨物の積みおろしにかかる荷捌き(港湾運送業)から、ものを輸出入する際の税関への申告業務、輸送・倉庫での作業までを行います。取扱品目は多岐にわたりますが、特に馴染みのある商品としてはパナソニックさまの日用家電、ニトリさまの家具、アシックスさまのシューズ、その他スーパーに並ぶ食料品…などもあります。
採用については、新卒採用に力を入れており、毎年15名前後を採用しています。なお職群については、全国勤務のある「総合職」と、神戸・東京を中心とする「総合職(地域限定)」があります。働きやすさには自信があり、時差出勤や半休制度、時間有休制度の有休が取得しやすい環境が整っており、社員寮完備、リゾート施設の格安利用といった福利厚生も。また神戸市では何度も優勝経験のある軟式野球部をはじめ、クラブ活動も盛んです。
仕事はグローバルですが、語学力は問いません。中小企業だからこそ、個人の裁量が大きい部分はありますが、通関士研修や英語研修・若手社員研修等・研修制度も充実しています。知識は、入社してから身につけていきましょう。
どんな仕事ですか?
D.Kさん(通関一部)
私は、貨物の輸出入に必要となる税関手続きを担当しています。日々の仕事は、デスクワークがメインです。税関手続きに必要な書類は、世界各国から届きます。内容に不備があると、輸出入の許可が下りません。「通関依頼書」「インボイス」「パッキングリスト」「B/L」「アライバルノーティス」といった書類をもとに申告書を作成し、実際の貨物と相違が無いか確認し正しい申告を行うことを心掛けています。
私は、学生時代から通関士という仕事に漠然と興味がありました。おもしろそうやな、と。当時は「シンプルな仕事だろう」と思っていたのですが、実際はさまざまなルールがあります。たとえば関税。商品の輸入元は、中国か韓国かベトナムか。国が変わると、税率が変わることがあるため、知識の習得に苦労しました。
入社直後で右も左もわからない私に、先輩たちはこう話してくれました。「はじめはみんなわからなくて当たり前。ゆっくり仕事を覚えていこう」。この言葉で助けられたことが何度もありました。そういった部分で面倒見のよい人が多い会社だと思います。
そして、なんといっても通関士の資格取得が大変でした。合格率が10%台ともいわれ、誰でも受かるようなものではありません。だからこそ合格した時は嬉しかったですし、自分の知識が活かせるときはお客さんに喜んでもらえることも多かったです。
S.0さん(阪神営業二部)
私の仕事は、お客さまの貨物を指定の場所へ納期までに届けることです。コストを抑えつつ、安全に貨物を届けるため、社内の各部署と調整を進めていきます。
担当のお客さま次第ですが、幅広い商品を扱います。「日本で製造した20t超の金型をインドネシアへ輸出したい」という依頼から「シンガポールのビールを輸入したい」という依頼まで。貨物によって、梱包方法は大きく変わります。「どうしたら、この貨物を安全に運べますか?」という相談から、仕事がはじまります。
シンガポールからビールを輸入するときは、当社の現地法人とやりとりを行い、輸入用ラベル作成も行いました。だからこそ無事に通関許可となり、店頭に並んだときはうれしかったですね。
会社の雰囲気は、どんな感じ?
D.Kさん(通関一部)
あたたかい会社ですね。業界・業種を絞らず続けていた就職活動。そこでぼんやりと感じていたことがありました。「どこの会社に行っても、同じような質問をされる。なんだかロボット同士のやりとりみたいだな」。そうしたなかで、後藤回漕店だけが違う印象を受けました。一次面接での話です。面接官が「あなたは塾講師のアルバイトをしていたんですよね。どんなことを心がけて仕事していたの?」と聞いてくれたことに、人間味を感じました。
その印象は、入社後も変わりませんでした。一生懸命頑張る人を応援してくれる社風です!
S.0さん(阪神営業二部)
私も面接が印象的でした!2次面接には当時4、5人の面接官がいましたが、みんなアットホームな雰囲気なんです。「職場もこんな感じなんだろうな」と思い、リラックスして面接に臨めました。
入社後もフラットな組織という印象をもちました。若手でも自分の意見を伝えやすい。有給休暇もとりやすいですね。海外旅行もしやすいのはうれしいです。私は韓国に行きました。今度、メキシコに行く予定の人もいます。
どんな時にやりがいを感じましたか?
D.Kさん(通関一部)
自分が作成した申告書で、税関から輸出入の許可が下りたときですね。「よかったー」という安心感があります。というのも許可が下りなければ、お客さんの業務に影響が出てしまうからです。地道にこつこつと取り組むことの多い通関業務こそ、当社の根幹なんですね。
それから、自分の仕事を通じて、神戸の日常をつくれることもうれしいです。スーパーに行くと「このお菓子、見たことある…そういえば私が申告書を作成したんだ!」と気づくとニヤニヤしちゃいます。
S.0さん(阪神営業二部)
そうですね。人の生活の根幹を支える仕事だから、生活のなかで見かけるとうれしいです!
また、営業としてやりがいを感じるのは、見積書を作成して、仕事を受注できたときです。売上というかたちで、自分の成果が見えるのもうれしいです。
どんな人が合っていますか?
D.Kさん(通関一部)
学生の時点での経験や知識は問いません。それよりも、根気強く物事に取り組もうとする姿勢が大切な職場だと思います。もしかしたら、学生の方のなかには「通関の仕事を何も知らなければ、英語も得意じゃない。そんな自分に務まるのかな?」と不安になる人もいるかもしれませんが、安心して飛び込んでいただけたら。
というのも、仕事は人と人のコミュニケーションの上に成り立つものだからです。地道にこつこつと信頼関係を積み重ねていく。その先に「後藤回漕店さんにお願いしてよかったな」というお客さんの声があります。
S.0さん(阪神営業二部)
コミュニケーションを大切にしようとする姿勢のある人。私は営業をとおして、社内コミュニケーションの大切さを実感しています。一つの貨物が予定通り届く。そこには、通関部、業務部、現場…とほんとうにたくさんの人の努力や工夫が込められているからです。
うちの会社のここがいい!
- なんといっても「人」がいいです!
- 残業管理がしっかりしており、有給取得もしやすい。だから、メリハリのある働き方ができます。
- 伝統を大事にしつつも、時代に合わせて変化しつづける老舗企業です。
- 社員一人ひとりの頑張りや成果に応じた給与体系・人事制度があります。
とある1日
9:00 | 出勤して、輸入時に欠かせない関税・消費税の手続き「輸入申告」を行います。 |
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10:00 | 「通関依頼書」「インボイス」「パッキングリスト」等の書類をもとに税関に申告する書類を作成します。 |
12:00 | 昼休憩。コンビニで買ったお弁当をデスクで食べることが多いです。 |
13:00 | 営業部へ、貨物の個数や重量の確認を行います。 |
15:00 | ポートアイランドで税関検査の立ち会い。貨物を開封確認します。 |
17:00 | 申告書類をチェックします。 |
18:30 | 退勤。 |
9:00 | 出勤して、メールチェックを行います。 |
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10:00 | 上司と京都のお客さまを営業訪問します。 |
12:00 | 営業のときは、事前リサーチしたランチ訪問が楽しみです! |
13:00 | 帰社。メールチェックと電話対応を行います。 |
16:00 | 通関部、業務部、現場への依頼・指示を出します。 |
18:30 | 退勤。遅くても19時には会社を出ます。 |
※インタビュー内容は、2024年取材当時のものです。
- 株式会社後藤回漕店
- https://www.kaisoten.co.jp/
- 業種
- 国際総合物流業
- 事業内容
- 港湾運送事業、通関業、倉庫業、国際複合一貫輸送業、貨物利用運送事業ほか
- 本社住所
- 〒650-0024 神戸市中央区海岸通3丁目2番1号
- 従業員数
- 300名(2024年11月現在)
- 年間休日日数
- 123日
- 平均有給休暇取得日数
- 10.4日
- 社内各種制度
(教育、休暇等制度) - 社会保険完備、退職金制度、融資制度、財形貯蓄制度、確定拠出年金制度、従業員持株制度、褒賞制度、弔慰金制度、入院給付金制度、寮・社宅制度、社内クラブ、永年勤続表彰、各種研修制度(通関士研修、若手社員研修等)
- 採用選考の流れ
- 会社説明会に参加→書類選考→一次面接→二次面接→WEBテスト→最終面接→内定